新幹線駅の売店でアルバイトする面白さ

はじめに

 私は大学生時代、2年間新幹線駅の売店でアルバイトをしていました。

その経験から新幹線駅の売店で働く面白さについてお伝えしようと思います。

今からアルバイトをお探しの方必見です!

面白いところ

カードで新幹線駅の構内に入ることができる

 普段なら長距離移動をするときにしか新幹線の駅って使わないですよね。

だからこそ、無料で新幹線の駅構内を行き来できるのってなんだか特別な立場になった気分で面白いんです。

みんながみんな入れないところに入れるって秘密基地に入るみたいで冒険心が刺激されるんですよね。

新幹線のダイヤを目安に仕事をすることができる

 これはいつお客さんが来るか分からないという状態になりにくいということです。

具体的には、新幹線駅の売店というのは新幹線の到着前は混みますが、到着後は基本的にお客さんが減るのでそれに合わせて仕事をすることができるということです。

売店であれば飲料を置いていることがほとんど。

ホームの売店というのはスペースがあまりないため、1人店舗もあります。

そういうことを考えると、お客さんが減る時間帯が定期的に現れるという環境は、いつ飲料を補充にしに行くべきなのか、冷蔵庫の温度を測るべきなのかなどの時間の目処をつけながら仕事をすることができるということです。

人の移動の様子を間近で見ることができる

 連休の時であればファミリー層やカップルがたくさん、平日であればビジネスの人たちばかり。

また、観光シーズンかそうでないかによっても全然人の量が違います。

それだけじゃありません。

時間帯や上り下りなのかによっても移動の様子は変わってきます。

時間帯の部分でいうと、新幹線は時間が終電に近づけば近づくほど行き先がいさ近くなります。

例えば上りでいうと、そんなに遅い時間ではないときは東京に会社関係の用事で行き来していたであろう会社員らしき人たちが多いのに対して、遅くなってくるとだんだん私的な用事なのかな?というような人が多かった気がします。

電話している相手も会社の人というよりは家族といった感じに変わってきたりします。

同じ場所なのに他の要素が変わるだけで移動している人間模様が変わってくるというのは新幹線駅の面白さです。

新幹線をいつでも見ることができる

 これは文字のままですが、新幹線駅ということは本当に聞き飽きるぐらい案内放送を何回も聞きながら、何回も新幹線を観ることができます。

だからドクタイエローが到着することもあります。

私もドクタイエローを勤務中に見たことがあります。

新幹線をいつでも見れる環境だからこそ。

ずっと新幹線を見れるのも働く大きなメリットです。

トイレ掃除をする必要がない

 基本的に駅ナカの売店にはトイレがないことが多いです。

なぜなら、駅にトイレがあるからです。

これに関しては、商業施設に入っているテナントと似ているかもしれませんね。

そのトイレ自体も新幹線の駅であればJR系の清掃会社が行っているため清潔に保たれており、快適に使えます。

掃除しなくていいことに加えて、清潔なトイレを使うことができるアルバイト。

結構魅力的だと思います。

JRの社員に「お疲れ様です。」と言ってもらえる

 本当にこれは言ってもらえます。

鉄道が好きな人にとってはたまらないのではないでしょうか。

なんだか自分自身も鉄道マンになった気分になれます。

駅を支える人になれているという実感が仕事のモチベーションを高めます。

鉄道好きな人以外にはあまり響かないかもしれませんが、鉄道好きにはわかるメリットだと思います。

注意すべきこと

新幹線の切符を飲み物の引換券と一緒に渡されることがある

 旅行会社などで新幹線のチケットを買うと、駅の売店で使える飲み物の引換券と新幹線の切符がホッチキスでとめられて渡されるみたいです。

そのせいか、本当に飲み物の引換券を渡す時に新幹線の切符を一緒に渡してくる人が多かったです。

結構、新幹線駅の売店で働き始めてまもないと気づかなかったりします。

でも、このミスするとだいぶめんどくさいんです。

私は間違えて飲み物の引換券と一緒に新幹線の切符を受け取ってしまった際、JRの社員に新幹線の切符を渡しに行ったことがあります。

すると、駅長室まで行くことになって、手続きが済むまでそこで待つという気まずい時間を過ごしたことがあります。

気まずい時間を過ごさなくてもいいようにこのミスには気をつけましょう。

鍵の施錠を必ず行う

 これはどこでアルバイトしても当たり前のことですね。

でも、新幹線駅特有の問題もあるのです。

考えてみてください。

鉄道駅の売店ってだいたい鉄道会社の子会社が運営していることが多いわけです。

だから鍵の施錠を忘れると、鉄道会社から子会社の正社員が怒られて、アルバイトが怒られるという構図になります。

当然ながら直接怒られるのと違うわけですから、強く注意されるのは目に見えていますね。

これは当たり前ですが、注意するべきことです。

駅構内に入るためのカードは絶対になくしたらだめ

 駅構内に入るカードをなくしてしまうと、その駅で働く人たちが使っているカードすべてを交換することになります。

これは初出勤日にも繰り返し社員の方から言われました。

新幹線駅っていうのは当然ながらほとんどが大きい駅で主要駅であることがほとんど。

新幹線駅だけとは言っても、多くの売店があるわけですからそこで働く人たち、駅員さん、清掃会社の人たちなどたくさんいます。

そのため、1人がカードをなくすということが大問題になります。

社員の方によると、以前他の駅で起きたことがあるそうですが相当大ごとになったそうです。

なので、駅構内に入るためのカードは絶対に無くさないように管理することが重要です。

首にかけていることがほとんどだと思いますが、外したりするとなくす原因になるかもしれないのでそのようなこともできるだけ避けることも大事です。

まとめ

 新幹線駅の売店で2年間働いた経験をもとにその場所でアルバイトする面白さについて伝えてきました。

もちろん重要だと思ったので注意点についてもお伝えしました。

新幹線駅の売店で働くイメージを具体的に描くことに役立っていれば嬉しいです。

特に鉄道好きの人は新幹線駅の売店で働くのはオススメです。

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