名門大洋フェリーと関釜フェリーで大阪から釜山まで行くとどうなるのか?
はじめに
皆さんは大阪から釜山まで行くときにどんな手段で行くことをまず最初に思い付くでしょうか?
おそらく多くの人が関西空港から飛行機に乗って行くんでしょって思うと思います。
船だとパンスターフェリーで行くんでしょって思うかもしれません。
でも、それだと普通ですよね!
今回は、北九州門司と下関経由で行く行き方で行ってきたので、それについて説明しますね!✨
行き方について
ざっくりとした行き方の概要
大阪ー新門司港(北九州) 名門大洋フェリー
新門司港ー小倉駅(北九州)無料連絡バス
小倉駅ー門司港駅 JR
門司港ー下関港 関門連絡船
下関港ー下関国際ターミナル バス
下関国際フェリーターミナルー釜山港 関釜フェリー
以下で詳しく説明します。
全て酔い止めを飲まずに乗っているので、酔い止めを飲まないとどうなるのかについても書いてます。特に関釜フェリーについての体験談は皆さんの役に立つと思います。
大阪南港から北九州まで
まず大阪南港から北九州に船で行くには、名門大洋フェリーを使うと便利に行くことができます。
瀬戸内海であるからかそんなに揺れを感じずに乗ることができ、まるでホテルに泊まっているだけなのに現地についたといっか感覚でした。
バイキングはモツの入った炒め物が出てきたりと九州の食べ物を味わうことができました。注意事項としては、席をとるために使う札のようなものを受付で取らないといけないことと、それを専用の返却口に返さないといけないことです。
私は、取るのを忘れて周りのひとに訊きました。
もちろん、国内の船なので日本人ばかり。簡単に周りのひとにわからないことを尋ねられるってこんなに幸せなことなんだなって、国際フェリーに乗ったあとにこの記事を書いている私は感じます(笑)
部屋はどんな感じ?
私は一番安価であるカプセル型の部屋に泊まりました。
本当に空間としては人が一人寝られる空間ぐらいでした。
具体的にいうと、172cmぐらいの人は着替えるのがしんどいかなというぐらい。
そんなところだったら荷物はどうするのと思われるかもしれませんが、普通のサイズのスーツケースなら、カプセルホテル1部屋ごとにスーツケースを置くスペースがあるので置くことができます。
でも、自分の部屋を出るとすぐ向かいに他の人の部屋がある状態なので、荷物の整理とかは難しいと思います。
トイレについて
トイレの個室のドアが非常に閉めるのに力がいるということは知っておくべきことのひとつだと思います。
私はそれを知らずにスタッフの方を呼びました。
その際に聞いた話だと、船が大きく揺れたときのためにマグネットでとまっているとのことでした。
でも、びっくりするぐらい固かったので、皆さんもトイレの個室のドアを閉める際は力一杯で閉めてください!
年齢の小さな子はやはり閉められないようで、私が代わりに閉めることもありました。
閉められないときは人を頼ることもあるかも。そんなドアでした。
新門司港から小倉駅まで
新門司港に到着すると、建物の中を歩いて一階まで降りていきます。
新門司港から小倉駅までは無料バスで行くことができます。
途中、門司駅にも停車します。
結構坂道を通ったりしながらでした。
でもバスなので楽々です。
大阪から北九州小倉駅まで夜行バスだとこんな快適には来れませんね(笑)
連絡バスで楽々小倉駅に到着です。
連絡バスの中は、関西に遊びに行ってたんだろうなとわかる人ばかり。
本当にUSJの袋を持った大学生がたくさんでした。
福岡と大阪との間は、新幹線やバスだけでなくて船での移動もあるということは知識としては知っていましたが、実際に見ると新鮮に感じました。
なぜ小倉駅で降りるべきなのか
私は小倉駅に行くことをおすすめします。
理由としては、小倉駅の建物が非常に独特だからです。
小倉駅はターミナル駅なだけあって大きな建物ですが、その建物にモノレールがそのまま突っ込んでいるような形になっています。
それが非常に面白いです。
それを見るだけでも結構観光になると思います。
せっかくなら、モノレールに乗るのもおすすめです。
モノレールって電車のようにどこでも走っているものではないので、乗るだけで非日常を味わうことができます。
目的地にもついてないのに、そんなにいろいろ移動したくないよという人は、1駅だけ乗ってみましょう。
1駅乗ると、平和通駅という駅につきます。
その駅の近くに「SHUN PAN LABO」というパン屋さんがあって、明太バケットが有名ですごく美味しいので、行ってみる価値があると思います。
詳細情報載せときますね!全然小倉駅まで歩いて戻れるので、それもいいですよ!
SHUN PAN LABO
シュンパンラボ
郵便番号802-0006
北九州市小倉北区魚町2-3-4 1階
TEL 093-383-8231
小倉駅について
そのバスで到着したら、目の前に小倉駅でした。
直行で行くなら駅の中に入りますので、そこから説明します。
この駅からだんだん国内旅行の感覚がなくなってきます。
やはり下関港が近いせいか、韓国語がものすごい頻度で聞こえてきました。
やはり、福岡県は大陸に近い街だなと実感することができます。
韓国ドラマをよく見る人ならなんとなくヘアスタイルとかで見分けがつくと思いますが、本当に韓国人が多かったです。
日本国内、外国人観光客が多いところはたくさんありますが、韓国人比率は一番かもしれませんね。
小倉駅から門司港まで
下関港は下関駅から歩いてすぐのところにあるので、小倉駅から下関港までは簡単に電車で行くことができます。
でも、そんな行き方じゃ面白くないですよね。
そこで私は、門司港経由で行きました。
まず、小倉駅からJRに乗るのですが、下関行きと門司港行きがあります。
下関行きに乗ったら普通に着いてしまうので注意です。
門司港行きに乗りましょう。
門司港に到着すると、レトロな建物がたくさんです。
そこを歩いていると門司港があります。
小さな一階建ての建物です。
その港からは下関港だけでなく、巌流島というところへも行くそうです。
そこから船に乗ることで、下関港まで行くことができます。
下関港といっても、下関国際ターミナルのことじゃないです。
なので、そこは注意です。
門司港の楽しみかた
ここには、焼きカレー屋さんがたくさんあるので、ここで焼きカレーを食べて、北九州気分を味わうのもおすすめです。
ロバート秋山さんの弟さんののお店もあります。
めっちゃ混んでますが。たまたま私が通りかかったときにいらっしゃって、とってもそっくりだったのですぐ分かりました。
混んでるのが嫌な人は他のお店もたくさんあるので、チェックしてみましょう。
門司港から下関港まで(関門連絡船)
門司港から下関港までの船はそこまで大きい船ではないので、そこそこ揺れました。
でも、そんなに長い間乗らなくてもいいので、そこまで問題にはなりませんでした。
乗る際に並んでいたときは、私が関釜フェリーの時間にあわせて向かっていたこともあるのか、私以外は韓国の人という感じでした。
私はスーツケースにtwiceのジヒョちゃんのシールを貼っていたのですが、やたら韓国の人に3度見くらいされました笑。
韓国に向かうのがバレバレだからでしょうか・・・
まあそんなわけで、無事に下関港に到着しました。
下関港から下関国際ターミナルまで
下関港で降りると、目の前には唐戸市場がありました。
私は早めに下関国際ターミナルに行きたかったのでチェックできていませんが、ここで腹ごしらえするのもいいかもしれませんね。
さっそく、そこからどうやって行くかということですが、タクシーで行くか、バスで行くかという2パターンあります。
タクシーは唐戸市場近くにある下関グランドホテルというところから乗ってる人もいました。
どこに呼ぶかでしょうね。
バスについてですが、まず下関港近くのバス停は下関グランドホテル前にある「唐戸」というバス停です。
そこから17番のバスに乗って「豊前田」というバス停で降りて歩く形です。
バス停を降りてそのまま道なりに進むと大きな歩道橋が目の前に現れます。
その階段を登って歩道橋をとおっていけば下関国際ターミナルへとたどり着くことができます。
下関国際ターミナルまでの直線は、ここから外国に向かうんだという実感を抱かせてくれますよ。
最後の直線を楽しんでくださいね。
下関国際ターミナル
カウンターで予約画面とパスポートを見せて、チケットをもらって書類記入します。
それが終わったらひたすら乗船時間まで待ちです。
僕は相当早めに行ったので、下関国際フェリーターミナルにはたくさんの人はいませんでした。
でも、待合室には韓国語対応のカウンターがあったり、関釜フェリーの受付の方が韓国語ペラペラだったりと、なんだか日本の中にいるにもかかわらず、異国感を感じる不思議な空間でした。
下関国際フェリーターミナルにあるコンセントに韓国の人たちが自分のスマホを充電しに行ってる人がそこそこいたのですが、それも日本じゃあまり見かけないので、異国感がありました。
乗るまで2時間以上あったので、待合室で待っていたのですが、やってくるのはほとんど韓国人。
どんどん韓国人に囲まれます。
あと、韓国語を少し勉強したことがある人ならわかると思いますが、聞こえてくるのは完全に釜山弁。
イントネーションが標準語と違っていて、おー今から港町釜山に行くんだという雰囲気を感じることができます。
あと、段ボールを椅子の上に敷いている人たちがたくさんいて、待合室が段ボールだらけだったのも結構ビックリしました。
乗る時間が近づくと?
乗る時間が近くなると、搭乗口を先頭にスーツケースを並べていきます。
並べ終わったら近くの椅子に座って待つ感じです。
寸前になると、自分の荷物の場所に行きます。
周りは韓国人だらけなので全然日本語は聞こえません。
私の前は韓国人の若いカップルだったのですが、とってもラブラブでスキンシップもベタベタでした(笑)
日本人はあまりスキンシップする人が少ないですが、韓国はスキンシップ多めだなと感じます。
こんな風に、関釜フェリーを使って韓国に行くと、日本にいる段階から異国感をたっぷりと感じながら旅を始めることができます。
入船手続き
国際フェリーを乗ったことがなかなかイメージがつきにくいと思いますが、出国したらすぐに乗り込む形です。
あと、衝撃的なのは荷物検査が一切ないことです。
あと、ある程度荷物の個数があっても何にも言われません。
飛行機と違ってだいぶ荷物の規制が緩いなと感じました。これも船旅行の魅力だと思います。
入船
入船すると、係の人にチケットを見せます。
すると、日本語で案内してくれます。
私は、相部屋の部屋だったので、それについて紹介します。
部屋の中
国際フェリーなので、相部屋ってどんな感じだったの?って気になりますよね。
私も不安で一杯でした。入ってみると、一人の人がすでにいました。
日本人なのか韓国人なのかどちらなんだろうかと思いましたが、日本語で話しかけると日本人であることが判明。
その後、4人くらい入ってきましたが、一人を除いてみんな日本人でした。
そもそも韓国人ばかりの船なのにも関わらず、一人を除いて他の5人くらいが日本人ということは、もしかしたら国籍ごとに分けてるのかな?なんてそんなことを思いました。
収納スペースについてですが、雑魚寝のスペースのところに一人ずつあって、上の棚がドア付きのロッカー、下がドアのない棚になっていて、下の棚には通常サイズスーツケースがちょうど入るぐらいでした。
鍵がかけられる形ではないので、防犯的にはよくないかもです。
周りの方を信用できるかどうかですね。
コンビニエンスストア
完全に韓国のコンビニという感じ。
店員さんは日本語ができる韓国人の方でした。
円での支払いもできました。
円での支払の場合はレートの計算を電卓でして終わる感じなので、少し待ち時間ができます。
それが嫌な人はウォンで払うのがよいかもしれません。
私はいなり寿司のような見た目のお寿司を食べました。
マヨネーズなどはかかっていましたが、油揚げは甘い味付けで日本のものを食べているような感覚で食べることができました。
辛そうなものも多かったですが、いなり寿司はちっとも辛くなかったので、辛いのが苦手な人にもおすすめです。
レストラン
まずは、フェリーの受付で食券を購入します。
レストランは、韓国の船ということだけあって日本感はゼロ。
完全に韓国という感じでした。
おそらく少し昔の韓国の食堂という感じ?かもしれません。
日本の昭和レトロな雰囲気が好きな人にはたまらないかもしれません。
次に言語事情ですが、飛び交っているのは韓国語がほとんどで全然日本語が聞こえてきませんでした。
日本語がレストランの人に通じるのかという問題ですが、僕が乗ったときは通じませんでした。
私は大学の時に韓国語を取っていたので簡単な質問ができましたが、なかなか1ミリも韓国語を知らない人には難しいレストランかもしれません。
おかわり自由な感じで、韓国の船というだけあって本格的なスンドゥブを食べることができるのでおすすめです!
あと、水を飲むウォーターサーバーがあるのですが、これがなかなか難しかったです。
紙の袋に水を入れて飲むような形でした。
イメージとしては、薬を入れるオブラートの袋みたいなイメージです。なかなか難しいのでご注意ください。
お風呂
お風呂ですが、湯船があってシャワーがいくつか並んでるっていう感じでした。
そんなに変わったところはとくになかったです。
お風呂の脱衣場のロッカーについてですが、カギがついてなかったです。
一応、ドアはありましたが。
貴重品の管理がけっこう難しいかもしれませんね。
お風呂で面白かったことは、シャワーの前で歯を磨く人がたくさんいたことです。
日本だと共用の浴場のシャワーの前で歯磨きをする人がいたらなかなかびっくりしますよね。
でも、周りの人は全然気にしていない様子。
恐らくですが、韓国では普通のことなんでしょうね。
何もしらない状態でいきなり見るとびっくりすると思うので、事前に知っておくことでびっくりする必要もなくなると思います。
船の揺れ
今回、私が乗った時は風がきつくとても揺れました。
なので、そのような日の状況についてお話しします。
まず、アナウンスで「本日は強い風が吹いていますが、安全運行には影響がないため通常運行いたします」というようなアナウンスが乗って数時間後にありました。
このアナウンスがあったら皆さん要注意ですよ!本当に!
そのアナウンスのあとに私はお風呂に行きましたが、お風呂から出て歩こうとしたときも船が傾いていてふらっとしてしまうレベルでした。
そのときはまだましでした。
夜中になればなるほど沖合に行くせいか、夜中に近づけば近づくほど揺れが大きくなりました。
ずっと右に傾いたり左に傾いたり、下に沈む感じがしたり、上に持ち上げられる感じがしたり、ひたすら大きく揺れているという感じでした。
瀬戸内海航路の名門大洋フェリーでは考えられない揺れだなと感じました。
そんな揺れかたを長時間しているわけなので、もちろん多くの乗客が船酔いし始めます。
私の部屋はトイレの近くの部屋だったので、トイレから苦しそうな声がたくさん聞こえてきました。
夜の間、ずっとそんな感じでした。
私は酔い止め薬を飲んでいなかったので、当然ながら強い船酔いに襲われました。
船酔いを忘れようにも悪化していく船酔いのせいで、眠気は全く来ません。
そうなんです!
船酔いの時に限って寝られないんです!」
そして、私も限界を迎えてトイレに・・
しかし、間に合いませんでした。
洗面所にしてしまいました。
悲惨です。
私のもので洗面所が詰まりました。
どうしようという気持ちでいっぱいになりました。
私はここからこの情報をできるだけ早く船の人に伝えるべきだと思いました。
しかし、もう夜中の時間。
船のスタッフの人たちは全員いません。
ここで私がどうしたかについて、次でお伝えします。
役立つこともあるかもしれません。
その後の私
船のスタッフがいないということは、日本語で助けを求めることが基本的にできない環境ということです。
でも、私が何も伝えなければ、もしかすると朝までスタッフが把握できない可能性もあります。
なので、私はまず、船のラウンジの場所に行ってみることにしました。
そこには、楽しそうにカードゲームをしている韓国のおじいちゃんたちがいました。
まず、スタッフにつながるであろう電話に連絡しましたが、日本語ができるスタッフにつながらず。
そして、おじいちゃんたちに伝えようと試みますが、私の韓国語能力がなさすぎてちっともうまくいかず。
そんなことをしていると、通りかかった30代の韓国人男性が私に英語で話しかけてくれました。
そこでトイレに案内して状況を見せて伝えました。
そして、その方が代わりに電話をして伝えてくださることになって、その電話の内容を英語と韓国語を混ぜながらわたしに伝えてくれました。
外国語を勉強していて本当によかったなぁと思った瞬間でした。
本当に海外旅行は何があるか分からないので、現地の言葉を勉強しておくことは本当に重要だと思います。
到着
到着すると入国手続きをするわけですが、やっと荷物検査がありました。
スーツケースはエックス線検査機みたいなのに入れて、手荷物も同じような感じでチェックされます。
チェックが終わると、大きな台車が目の前に用意されていました。
私はスーツケース1つとリュック1つしかなかったので、使う必要がなかったので使わずに出ました。
とくになにも言われなかったので、使わない場合は放置で大丈夫そうです。
そんなこんなで釜山国際フェリーターミナルのエリアに出ます。
そこには、ポケットWifiの貸出場所があったり、ベンチが大量に並んでいました。
その建物を出れば、もう釜山の街です。
建物を出ると左手に歩行者専用の道があります。
そこを通って歩いていくと釜山駅に簡単に到着することができました。
動く歩道があったので、利用することで距離のわりに楽できましたよ。
本当に釜山国際フェリーターミナルって立地に優れているので、関釜フェリーでの釜山旅行おすすめです。
まとめ
大阪から釜山まで、名門大洋フェリーと関釜フェリーで行く方法は効率性でいえば優れている方法とは言えないと思いますが、移動時間を楽しむという意味では最高だと思います。
私は飛行機を使って帰ったので、行きと帰りの交通手段が違うというのも面白かったですよ。

コメント